本当にきれいな字と、手紙のマナーが身につく、東京・港区、青山一丁目ペン字筆ペン教室です。
さて、佳境に入ってきた(と思われる)「年賀状豆知識」シリーズ。
次の文、何がおかしいでしょうか??
「新年明けましておめでとうございます」
???
これ、やってしまいがちなんですが、おかしいんです。
どこがおかしいかというと、表現が重複しているんです。
「明けまして」という言葉は、新年が明ける、という意味なので、重複していることになります。
「新年新年が明けましておめでとうございます」という感じ。これ、おかしいですよね?
たとえて言うと、「頭痛が痛い」という感じでしょうか?
「新年」を入れたいなら、「新年おめでとうございます」でOKです。
このように書きましょう。
私は、「明」より「あ」のほうが、やわらかい感じがして好きなので、ひらがなにすることが多いです。
ひらがなは、女手(または女文字)というぐらいで、もともと女性が使っていたものなのです。
形もなめらかな曲線が多く、ひらがなを多くすると、全体の印象がやわらかくなりますよ。
逆に、「謹賀新年」のように、全部漢字だと、ちょっとカタい感じがしませんか?
書いた文面が、どんな印象を持たれるか、そんなことも考えて言葉を選び、ひらがなと漢字をバランスよく書いていく、、そうしたことは、「お手紙レッスン」でお伝えしています。
あ、年賀状豆知識から、「お手紙レッスン」の宣伝になりましたが💦
えー、「頭痛が痛い」とか「腹痛が痛い」などと言ってしまう人は、年賀状、気をつけて書いてくださいね!